著者からの注文

本の注文主が、その本の著者ご本人。
と言うと、えっ?と思うかもしれませんが、それほど珍しいことでもありません。
理由は、まさか聞くわけにもいきませんので、推測する他はないのですが、いくつか考えられます。
(1)蔵書用=自分用に手許に残しておいたものが、何かの理由で紛失してしまったので。
(2)プレゼント用=親しくなった人などに差し上げるため。
(3)仕事用=プレゼンなどで自分の業績をアピールするための資料として。
いずれも、新刊本が手に入ればそのほうがよいのでしょうが、絶版であれば、古本を求めるしかありません。

(1)のケースと似ていますが、ご遺族が故人の業績を遺すために、著作物を蒐集しているということもありました。
共同執筆者の一人だったり、あるいは雑誌の掲載などもありますから、リストを作成するだけでも、どんなに骨が折れることだろうと思います。
この時は、長年探していた本がようやく当店で見つかったと、随分喜ばれていました。
ありきたりですが、古本屋冥利に尽きる、ということでしょうか。

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