ジョン・ケージなど音楽書

音楽書がまとめて入荷しました。
店頭の告知をご覧になって、とのことですから、何はともあれ、告知は大事ですね。
貴重な書籍が多く、うきうきしながら拝見させていただきました。
良書に出会えるのが、古本屋の最高の楽しみです。
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モーツァルトのベースレ書簡を読む/状態並(天少汚レ)/J・H・アイブル、W・ゼン編著/シンフォニア/S59/¥2200
芸術作品は、ただその作品のみを黙って鑑賞した方がよいのか、あるいは作者の人となりまで理解したうえで鑑賞した方がよいのか、難しいところです。ただし、研究者にとっては、作者の全てを研究し尽くすのがその務めになりますから、「モーツァルト書簡全集」(全6巻)なるものまでもが刊行されることになります。いつの日か、「メール全集」なんていうものも出版されたりするのでしょうか。「ベースレ書簡」とは、モーツァルトが従妹に送った手紙の数々のこと。かなり下品な内容のものも含まれており、モーツァルトの名誉を傷付けるといおう理由で、長い間非公開だったそうです。

●ピアノ教師バッハ/状態良(地ニ見本ノ印アリ)/村上隆音楽之友社/2004/¥800
ワーグナーと人種差別問題/状態良/ゴットフリート・ワーグナー/BOC出版部/1995/¥500
●指揮台の神々 世紀の大指揮者列伝/カバイタミ/ルーペルト・シェトレ/音楽之友社/2003再/¥1300
ルーペルト・シェトレはウィーン・フィルなどで活躍したチェロ奏者です。マーラーカラヤンバーンスタインなど、共演した世界的指揮者13人について、その思い出を綴っています。シェトレの作品では、同じ音楽之友社から「舞台裏の神々 指揮者と楽員の楽屋話」という本も出ています。

●サティとコクトー 理解の誤解/状態良/オルネラ・ヴォルタ編著/新評論/1994/¥1800
オルネラ・ヴォルタ女史はサティ研究の第一人者で、本書以外にも、サティに関する書籍を多数出しています。とはいえ、本書はコクトーファンにとっても、興味惹かれるテーマでしょう。1910〜20年代のパリは、芸術家たちが本当に輝いていた時代だったのですね。


●現代フランス音楽論/復刻版/表紙少キズ、背ヤケ/吉川静雄/ゆまに書房/1991/¥4200
オリジナルは、昭和5年に天人社という出版社から出ています。本書はその復刻版です。



●サイレンス/状態並/ジョン・ケージ水声社/1996/¥3500
ジョン・ケージ(1912−92)はアメリカの実験音楽家で、代表的な作品に「4分33秒」がありますが、これは曲の演奏時間である4分33秒の間、演奏者は一切楽器を弾かないという挑戦的な作品です。音楽論に関する著作もあり、本書は彼の第一作になります。他に「小鳥たちのために」も有名です。


●響像都市の地政学/状態可(カバ背剥レ2ケ所)/上野俊哉青弓社/1990/¥500
●波の記譜法 環境音楽とはなにか/小川博司他編/工作舎/1988再/状態並(カバスレ)/¥1000
●音楽する社会/状態良/小川博司勁草書房/1988/¥800
●音楽の種子/エピステーメー叢書/状態並/近藤譲朝日出版社/S58/¥2000
星界の音楽 神話からアヴァンギャルドまで/ジョスリン・ゴドウィン/工作舎/1990/状態可(カバ汚レ)/¥1500
ジョスリン・ゴドウィンは神秘的音楽の研究家ですが、そこから派生して「北極の神秘主義」「図説 古代密儀宗教」などの著作が表すように、活動の幅が非常に広い知識人です。極めつけは「キルヒャーの世界図鑑」で、これはぼくの大好きな本の一冊です。


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