２０１１年の書籍・雑誌の販売額

昨２５日、出版科学研究所より２０１１年の書籍・雑誌の推定販売額(取次＝出荷ベース）が発表されました。
書籍・雑誌合計で１兆８０４２億円というのがその数字です。
ピークは９６年の２兆３６７０億円で、それ以来多少の浮き沈みはあるものの、１５年間にわたってほぼ右肩下がりの傾向が続いています。
９６年対比６８％ですから、ピーク時のほぼ２／３になってしまったということです。
また１兆８０００億円という数字は、８０年代後半、つまり２５年前の市場規模に逆戻りしたということで、あらためて驚かされます。

出版不況の波を被っているという点では、漫画も例外ではありません。
特に厳しいのがコミック誌で、９６年比５８％という数字になっています。
漫画の単行本が９０％と比較的健闘しているので、コミック誌の不振が余計目に付きます。

新刊が売れてこその古本屋。
私の持論です。

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